<表紙>ボーイスカウトの子どもたちと一緒に「障害者週間」「共生社会づくり条例」の街頭啓発を実施!
子どもたちが啓発グッズ(ポケットティッシュ)を手渡している様子(Page.5に関連記事)
新年のごあいさつ…………………Page.2
協会からのお知らせと報告………Page.3~7
編集発行 公益財団法人 滋賀県身体障害者福祉協会
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印刷:社会福祉法人いしづみ会
指定障害福祉サービス事業所いしづみ
謹賀新年
公益財団法人滋賀県身体障害者福祉協会
会長 大西孝雄
あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は改正障害者差別解消法が施行され、法でも合理的配慮の提供が義務化されました。共生社会の実現に向け、障害者への理解促進と支援の充実がより一層進むことを期待しております。
当協会では、共生社会の実現に向けた取り組みとして、障害者への理解が深まる機会になることを願い、ボーイスカウトの子どもたちや高校生らとともに啓発事業等を実施しました。
今年は、子どもとの交流や一緒に活動する機会を増やすことで、障害者への理解を促進するとともに、私たち障害者も地域社会の一員として社会に貢献できるよう取り組んでまいります。
また、令和7年度が指定管理期間の最終となる滋賀県立障害者福祉センターについて、安心安全な管理運営に努めてまいります。今年も1年間皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。
滋賀県知事
三日月大造
あけましておめでとうございます。
皆様には、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げますとともに、日頃から共生社会づくりに御尽力を賜り、深く感謝申し上げます。
昨年は、「ともにいきる」をテーマに、いのち輝く未来・社会をつくるための“挑戦”の一年であった一方で、能登半島地震をはじめ、大規模災害が頻発した年でもありました。災害に学び、県民のいのちと、安心と安全を守るため全力で取り組んでまいります。
そして、本年はいよいよ「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025」の開催を迎えます。選手の皆様はもちろん、応援する人、支える人、すべての人が主役として輝ける、滋賀らしい大会を皆様とともにつくっていきたいと考えています。
一緒に頑張りましょう!
協会からのお知らせ・報告
【報告】第73回滋賀県身体障害者福祉大会をハーティーセンター秦荘で開催しました
10月18日(金曜)、標記大会を滋賀県、開催地である愛荘町と豊郷町、甲良町、多賀町、彦根市の身体障害者更生会、各市町の担当課、社会福祉協議会の皆様のご支援とご協力のもと開催することができました。大会には、ご来賓の皆様をはじめ県内各地から約400名にご参加いただき、大会宣言と決議にご賛同いただくことができました。
また、式典では、令和6年度知事表彰および協会長表彰受賞者の授賞式が執り行われました。
今大会では、4つのスローガンを掲げ、障害者理解を深めるため、「障害者自らが社会の一員として社会に貢献し共生社会をめざそう」を合言葉に、これからも誰もが安心安全に暮らせる社会に向けて取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご協力をお願いします。
令和6年度滋賀県知事表彰被表彰者の皆様
更生援護功労者
市町/氏名
彦根/岸田 美智子(きしだ みちこ)
甲賀/平岡 恵子(ひらおか けいこ)
多賀/ 坂 岩男(わきさか いわお)
自立更生者
市町/氏名
大津/外山 千秋(とやま ちあき)
彦根/西村 俊一(にしむら としかず)
甲賀/寺田 優(てらだ まさる)
東近江/西野 哲夫(にしの てつお)
高島/井上 毅(いのうえ つよし)
令和6年度公益財団法人滋賀県身体障害者福祉協会会長表彰被表彰者の皆様
更生援護功労者
市町/氏名
彦根/池田 敏治(いけだ としはる)
長浜/植松 正臣(うえまつ まさおみ)
近江八幡/日比 孝(ひび たかし)
甲賀/小林 茂実(こばやし しげみ)
甲賀/高井 貞夫(たかい さだお)
東近江/河村 保廣(かわむら やすひろ)
東近江/廣田 博文(ひろた ひろふみ)
多賀/岸本 百合子(きしもとゆりこ)
自立更生者
市町/氏名
彦根/廣畑 光晃(ひろはた みつあき)
彦根/尾本 晴宏(おもと はるひろ)
守山/五十嵐 恵子(いがらし けいこ)
甲賀/柴田 康彦(しばた やすひこ)
甲賀/松村 康司(まつむら やすし)
東近江/田附 富美子(たづけ とみこ)
【報告】令和6年度知事等要望活動
11月28日(木曜)、今年も障害者福祉に関する法制度の改善と障害者理解の促進、共生社会の実現に向けた要望活動を実施し、滋賀県知事をはじめ、県の関係する部局に対し4項目の要望を盛り込んだ、要望書を提出しました。現在、差別解消法や県条例により「合理的配慮の提供」が行政機関だけでなく民間事業者にも義務付けられています。しかし、障害を理由にサービスの提供を受けられないなどの事例が発生しており、当協会としては、共生社会をめざし、関係団体とともに障害当事者自身も相手の立場を理解し、思いやりのある行動を心がけ、障害者差別の禁止と合理的配慮の提供について啓発するよう取り組んでまいります。皆様のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
今年は、次の4項目について要望しました。
1.障害者差別解消法と滋賀県障害者差別のない共生社会づくり条例の啓発
2.避難行動要支援者への実効性のある避難支援体制と避難所の整備
3.障害者雇用の促進と労働環境の整備促進
4.だれもが安心安全に暮らせるまちづくりと移動手段の確保
【報告】共生社会の実現に向けた取り組みについて
ボーイスカウトの子どもたちと一緒にJR草津駅、ビバシティ彦根で街頭啓発を実施!
約3,000人に「障害者週間」「共生社会づくり条例」を啓発しました!!
11月23日(土曜)、風が強く寒い日でしたが、障害のある人もない人も、お互いにその人らしさを認め合い共に生きる「共生社会」の実現をめざし、街頭啓発を行いました。今年は身体・知的・精神障害等の各障害者団体だけでなく、日本ボーイスカウト滋賀連盟の小学生や中学生、高校生たちと一緒に活動しました。障害者週間のノボリ旗を掲げ、一人ひとりに障害者週間と共生社会づくり条例等を啓発するためのポケットティッシュを声をかけながら手渡しました。
<写真>街頭啓発(ビバシティ彦根)の様子
玉川高等学校水泳部の皆さんと一緒に啓発イベントを実施!
延べ353人の方に来場いただきました
12月8日(日曜)、玉川高校水泳部の皆さま25名に協力いただき、イオンモール草津のレストランコートで障害者団体等によるパネル展示の他、ストーマモデルや福祉用具の展示、障害者への理解を深めていただくための体験コーナー等を実施しました。来場者からは「障害のある方について知れて良かった。」
「10年、20年前を思うと、徐々にでも共生社会が進んでいると思う」等の声をいただき、障害者への理解や関心を持っていただくことができました。また、障害者や支援者と一緒に活動したことで、水泳部の皆さまにも障害者への理解を深めていただくことができました。今後も、共生社会の実現に向けて、障害当事者だけでなく障害のない人と一緒になって活動できるよう積極的に取り組んでまいります。
【報告】第39回障害者による書道・写真全国コンテストに滋賀県から7名が入賞!
全国障害者総合福祉センターが実施する標記コンテストに、県内各地から【書道部門】54点、【写真部門】3点の作品が集まり、全国からは1,026点の応募がありました。各部門それぞれに審査会が行われ、審査員による厳正な審査の結果、書道部門で金賞に入賞された竹内健治さん他6名が入賞されました。
○全国からの応募数1,026点(書道部門828点、写真部門125点、携帯フォトの部73点)
【金賞】竹内健治氏
【銀賞】楠美幸氏
【銅賞】上林智氏
【銅賞】横田剛治氏
【銀賞】藤井優氏
【銀賞】影山充氏
【銅賞】中川智佳代氏
ジパング倶楽部特別会員制度のご案内
当協会では、ジパング倶楽部特別会員制度の加入・更新手続きを行っています。お得にJRをご利用いただけますので、是非、お申込みください。
ジパング倶楽部特別会員制度とは身体障害者手帳では割引とならないJRの特急券などが、割引購入できるサービスです。
加入資格
身体障害者手帳をお持ちの方で
●男性満60歳以上の方
●女性満55歳以上の方
年会費
1,400円
割引対象となる切符
JR線を「片道、往復、連続」のいずれかで201km以上利用される場合の特急券・グリーン券・指定券など。(新幹線「のぞみ」「みずほ」など一部割引対象外があります。)
割引内容
3割引(新規会員は初回3回まで2割引。)
割引とならない期間
4月27日~5月6日/8月10日~19日/12月28日~1月6日の全ての期間
その他
詳細や加入申し込み等については、当協会までお問い合わせください。
心身障害者扶養共済制度のご案内
この制度は、障害のある方を扶養している保護者が、自らの生存中に毎月一定の掛金を納めることにより、保護者に万一(死亡・重度障害)のことがあったとき、障害のある方に終身一定額の年金を支給する制度です。
詳しくは、当協会までお問い合わせください。
「障害者扶養共済制度」の4つのメリット
毎月2万円の終身年金
保護者が死亡、または重度障害になったときに、障害のある方に毎月2万円が生涯にわたって支給されます。(2口加入の場合は4万円)
税制優遇
保護者が支払う掛金は所得控除の対象になるので、所得税・住民税の軽減につながります。
掛金が割安
制度の運営に関する事務経費などの「付加保険料」が必要ないため、掛金がやすくなっています。
公的制度だから安心
都道府県・指定都市が実施している任意加入の制度です。
事務局日誌(令和6年10月~12月)
月日/会議・行事内容
10月11日(金曜)/第4回三役会
10月14日(月曜)/第3回青壮年部役員会
10月18日(金曜)/第73回滋賀県身体障害者福祉大会
10月25日(金曜)/第4回理事会
10月30日(水曜)/滋賀県身体障害者相談員研修会(県南部)、滋賀県身体障害者相談員研修会(県北部)
11月2日(土曜)/滋賀県身体障害者相談員研修会(県北部)
11月23日(土曜)/共生社会の実現に向けた取り組み【街頭啓発】(JR草津駅・ビバシティ彦根)
11月28日(木曜)/滋賀県知事・関係部局への要望
11月30日(土曜)/役員研修会(三役)
12月3日(火曜)/第26回日身連近畿ブロック身体障害者相談員研修会(視聴会)
12月8日(日曜)/共生社会の実現に向けた取り組み【啓発イベント】
12月19日(木曜)/第73回滋賀県身体障害者福祉大会、第4回実行委員会
12月23日(月曜)/日身連第2回臨時評議員会
読者からの声!
●県身協の事業内容がわかり、とても良かった。(栗東市・男性)
●事業案内が載っているので、お正月生け花教室に参加したいなと思いました。(甲賀市・女性)
編集後記
「滋賀県身協第147号」をお読みいただきありがとうございます。
さて、2025年の干支は「巳(へび)」です。巳という漢字は、胎児の形から派生しており「新しく生まれてくる」「将来・未来がある」といった意味があるそうです。また弁財天の使いでもある蛇の夢を見たら縁起が良いと言われています。
2025年が明るく充実した年になるよう、今年も一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。(編集子)